2010年3月28日日曜日

フリービジネスアプリ三種の神器

(updated on 2010-03-29)

あなたにとってフリーのビジネスアプリ三種の神器は?と問われれば(誰が問うんだ?)、私は次の3つを挙げます(Tweetしたのですが、一応解説まで)。
これもTweetしたのですが、「FreeMindで問題(AsIs)を分解、整理、分析し、JUDEでToBeを組み立てる、そして雑用はMeadowで効率的に」が私の仕事の一スタイルとして定着しており、もう手放すことはできません。以下、それぞれのアプリについて簡単に紹介します。

# FreeMind

マインドマップエディタです。複雑な物事を整理するのにとても便利で、頭を悩ませているときには大抵使っています。とにかく問題を出し尽くしてあらためて整理する(問題整理)、といった作業に最適で、システム構築プロジェクトを開始する前には、必ず問題整理作業をマインドマップを使ってやっています。プライベートでも悩んだときにたまに使います。また、会議中にプロジェクタでパソコンの画面を写し、そこでマインドマップを作成していけば、会議が発散するのを防ぐことができますし、文書形式の議事録よりもはるかにまとまった記録を残すことができます。なお、FreeMindで作成したマインドマップはHTML形式のファイルに変換できるため、配布資料の原本をFreeMindで作成、実際の配布資料はHTMLで、といった使い方もできます。

最近ではFreeMind以外にも複数のマインドマップを作成するアプリが出てきていますが、今のところFreeMindが操作性や軽さに優れ、一番バランスが良いように思います。

# JUDE

UML図のエディタです。私が良く使うのはユースケース図、クラス図、ロバストネス図、そしてアクティビティ図で、頭の中を「見える化」する際に重宝しています。これらのUML図は、システム開発現場以外でも使え、最近では少し複雑な事象はとりあえずモデリングして把握することもしばしばです。

JUDEに出会う前は全てPowerPointで作成していたのですが、JUDEを利用するようになってからは格段に作業効率が上がりました。着色やステレオタイプを上手く活用することで、かなり綺麗、かつ精緻な仕上がりとなるため、自分が考えている事を正確に人に伝えるにはこれが欠かせません。以前オフショア開発で中国に行ったときも、これで乗り切りました。有料版ではマインドマップを作成する機能もあるのですが、私は無料版(JUDE Community)を使っています。

# Meadow

高機能テキストエディタです(テキストエディタの域を超えています)。学生の頃にMuleに出会い、8年前にMeadowに切り替えて…とEmacs系エディタはかれこれ15年使ってますね…。設定ファイルにLISPで設定を追加していくことで、用途は無限に(ちょっと言い過ぎか…)広がるため、設定のし甲斐があります。少しずつ自分のビジネススタイルに適合させていきましょう。

私はMeadowをテキストエディタとして利用している他、Javaの開発環境、簡易ブラウザ、HTML/CSSエディタ、FTPクライアント、ディレクトリビューア、などとしても利用しています。テキストエディタの機能は秀逸の一言。もう古い、流石に別のに切り替えよう、と思っても、これを超えるテキストエディタはなかなか出てこないのですよ。

※本記事は、気が向いたら追記します。