私は今年6月に、ブログ「smashmedia」や「マーケティングis.jp」の運営者である河野さん(@smashmedia)が主催されている私塾mixbeatに第3期生として入塾、これまでに3回のワークショップに参加しました(3回のうち1回は私が主催、そして見事に失敗)。
さて、第3回のワークショップのテーマは「伝える力~メールのコミュニーケーションで伝え上手になる~」だったのですが、日頃から(最近は特に)「伝えること」の難しさを感じていたので、本ワークショップは「伝えること」について改めて考える非常に良い機会となりました。本ワークショップの内容や様子については以下のブログ記事をご参照ください。
本ワークショップでは「メールに費やす時間、長くないですか?」「メールの内容、誤解されていませんか?」といった普段のビジネスメールのやりとりにおけるちょっとした問題にスポットを当てていたのですが、私はこれを機に改めて「伝えることが難しいな」と感じているシーンについて考えてみました。
私は「情報システム部門のエンジニア」という職業柄、社内の情報システムに対する要望をまとめたり、それをシステム構築会社に説明したりと、普段から多様なビジネスパーソンとビジネスメールのやりとりをしていますが、ここではさほど問題を感じたことはありません(なので、それほど不器用なわけではないと思います)。
しかし、それ以外の何かを伝えるシーンでは、結構苦労します。例えば家族や友達に自分の仕事の内容を説明したり、自分が読んだ本の内容を説明したりするときなどです。不特定多数の読者を対象としたブログ記事を書くのにも苦労します。つまり、私が「伝えるのが難しいな」と感じるのは、「自分とは文化の異なる人に自分の考えを伝える」ときではないかな、と考えました(ここで言う「文化」には「職種」「専門」「興味」などが当てはまります)。仕事で出会う人の文化は自分の文化と似ている傾向がありますからね。
ということで、自分の問題は「文化が違うと伝わりにくくなるのは当然で、これを乗り越えるだけの"伝える技量"が足りない」だと定義してみました。
具体的には例えば「抽象化」。私達は複雑なもの・ことを説明する際、聞き手の理解を促進するために「抽象化」の技術を使いますが、抽象化されたものが相手の文化にそぐわず、逆に相手が???となってしまうことがままあると思います。このケース、私はよくあります。抽象化のスキルを上げたいなぁとはいつも思います。
専門用語の乱用も同じですね。相手のことをあまり知らないうちは、横文字や短縮英語の利用は控えるようにするようにしたいところです。ただ、専門用語って説明するの難しいですよね?私は抽象的にものごとを捉えてしまう傾向があるため、「だいたいこんな感じの意味だろう」ぐらいの理解でついつい使っていました。相手が同程度以上の理解を持ち合わせていればそれで通じるのですが、文化が異なる相手だとそうはいきません。ふたりそろって???になってしまいます。と、いうことで、「専門用語(などの難しい言葉)をわかりやすく説明できるようになりたい」ともいつも思います。
みなさんはどうでしょうか?何か良いアドバイスがあれば是非お願いします。
最近テレビなどでご活躍されている池上彰氏の説明力は本当に素晴らしいなと思います。ということで、氏の著書「伝える力」もお勧めです。
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