午前の部では座学で理論を学び、午後の部で理論を実践する、という比較的オーソドックスな構成。
ワークショップの企画・運営は同期のふさおさんとなっこ。
本ワークショップでは、質問の内容(what)ではなく、質問の意図(why)にフォーカスは絞られます。「人は余裕が無いときに複雑な質問を受けると、質問者の意図をくみ取れず、質問者が意図しない回答をついしてしまうことがある」という問題意識に対して、「一旦落ち着いたうえで、質問の意図を『早さ』『関係』『期待』『内容』の4要素に分解してそれぞれ深く考え、その中でミスコミュニケーションしそうな要素があれば聞き返そう」という解決策が提示されました。
< 質問の意図を把握するための要素 >
- 早さ:質問者はどの程度の緊急性をもっているか?(緊急性)
- 関係:質問者と回答者の関係はどのようなものか?(関係性)
- 期待:質問者は回答者に対してどの程度回答を期待しているか?(期待度)
- 内容:質問の内容はどのようなものか?
「質問の意図を把握するための要素」は上記4つ以外にもいくつかあるようですが、特に重要ななのがこれらのようです。
午前の部の座学では問題意識と解決策を共有。参加者から様々な質問が飛び交い、予定時間を1時間ほどオーバーして座学終了。私もいくつか質問をしましたが、「質問の意図を把握するための要素」に何故「内容」が含まれているのか、4要素はどのようにして導出されたのか、4要素には妥当性があるのか、聞き返す以外にも何かできるのではないか、などの考えがぐるぐる回り、残念ながら解決策の理論に得心がいきませんでした。少し消化不良のまま昼食タイムへ。
午後の部は午前の座学の内容(理論)を踏まえてのアクティビティ(実践)。「二人一組になって、回答者が質問者に質問して質問者の質問の意図を当てる」というゲームに挑戦しました。
ゲームの詳細に興味があればmixbeatの活動報告ブログを参照してみてください。
座学の内容はあまり活かせませんでしたが、アクティビティ自体は結構面白かった。アクティビティはワークショップのだいご味ですね。
問題意識(人は余裕が無いときに複雑な質問を受けると、質問者の意図をくみ取れず、質問者が意図しない回答をついしてしまうことがある)についてはうなずけるものはありましたが、やはり最後まで提示された解決策に納得することはできませんでした。午前中の座学でもう少し論理的な説明があればまた違ったかもしれませんが、取り扱われたテーマ自体、ワークショップで扱うには少々大きすぎるのではないかと思いました。
最後に少し余談。今回のワークショップの会場となった「武蔵小山創業支援センター」は起業家の支援がメイン事業となっていますが、ここの貸し会議室も結構お勧めです。今年8月にオープンしたばかりで清潔感もあり、備品類も充実しています。
近くにあるケーキ屋さんも合わせてご活用ください。同期のムタが推薦。私もワークショップの帰りに3つほど購入。本当に美味かったです。
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ワークショップの企画・運営、ワークショップへの参加、塾生間のコミュニケーションを通して、多くのことを学べる絶好の機会となるはずです!