2010年10月8日金曜日

8月15日を撮るプロジェクトを終えて

少し遅くなってしまいましたが、8月15日を撮るプロジェクトの結果をご報告。

準備期間が非常に短かったにも関わらず、多くの方にご協力いただいたおかげで、何とか無事にプロジェクトを終えることができました。「8月15日を多角的視点から覗いたら何が見えるか」という問いかけから誕生した本プロジェクトでは、「2010年8月15日に撮った写真であること。」というテーマに沿った写真を、メール及びツイッター経由で100名以上の方から200枚以上の写真を集めることに成功しました。我々が本プロジェクトで集めた写真は、現在も以下のページから閲覧することができます。写真をお送りいただいた皆様、本当にありがとうございました!


今回は、日本人にとって特別な日に、主催者側が特に「戦争」を意識させるアクションを取るこることなく、老若男女、プロ・アマを問わず幅広く写真を集めたわけですが、全ての写真を改めて見ていると本当に面白い。撮影者のひとたちは、何を思いながら写真を撮影したのだろう?8月15日に撮影されたこれらの写真を見る人達は、何を思うのだろう?そんなことをふと考えてしまいます。

何かイベントを開催するとき、主催者はイベントに対して意味や意義を明確に与えます。そしてその意味や意義に共鳴した人がイベントに参加します。しかし本プロジェクトには明確な意味や意義ががありませんた。我々が提示した一遍の詩のような文章を読まれ、そこから意味や意義を見出した人が参加する、というスタイルをとったのです。そしてここに本プロジェクトの面白さがあるような気がしています。

個人的にお気に入りの写真。