- 伝える技術や倫理をどう学ぶのか「ジャーナリストエデュケーションフォーラム2010」を開催します - ガ島通信
- 「ジャーナリストエデュケーションフォーラム2010」終了しました - ガ島通信
- 「学び」の場、「ジャーナリストエデュケーションフォーラム2010」終了! - スイッチオンプロジェクト
本セミナーは「全体セッション」「ワークショップセッション」そして「グループディスカッション(学びの共有)」の3部で構成されており、私が受講したのは以下のセッションとなります(詳細については上記ブログ記事をご参照ください)。
- 全体セッション
- ワークショップセッション1 / ウェブでどこまでできるのか - この瞬間のニュースを深堀し、展開するためのスキルとテクニック
- ワークショップセッション2 / ネットで『新聞記事』は読まれない
- ワークショップセッション3 / ジャーナリストのためのソーシャルメディア講座
- グループディスカッション(学びの共有)
全体セッションでは、スイッチオンプロジェクトが今年の夏に学生向けに開催したイベント『記者体験プログラム』を振り返りながら、『メディアスクラム、誤報、取材拒否… 大学生による記者体験プログラムで何が起きたか、何を学んだか』について、パネルディスカッションが実施されました。取材する側と取材される側、双方の目線や思惑に行き違いがあることが浮かびあがります。私は記者体験プログラムには参加していなかったため、話されている内容が若干分かりにくかったのですが、それでも、主観的に思惑先行で行われる取材、一度大きな流れが出来るとそれに抗えなくなる現場記者、編集デスクと現場記者間のコミュニケーション問題など、様々な要因があるのだと感じることはできました。
全体セッション後のワークショップセッションで、私は全部で8つあるセッションのうち上記3つを受講しました。いずれもディスカッションに力点が置かれていたこともあり、会場からも活発に意見が出ていました。参加者が現場の記者・編集者や学生、研究者の方々など、多岐にわたり、多様な意見を聞くことができました。私自身非常に得るものが多かったので、ワークショップセッションについては後日個別に記事を書いてみたいと思います。
セミナーの最後に実施されたグループディスカッションでは、学生、テレビ番組の制作に携わられている方、そしてポータルサイトを運営されている方と、それぞれが受講したワークショップセッションについて意見交換させていただきました。同じセッションでも、人によって視点が全く異なるため、とても勉強になりました。こうした時間は本当に有益ですね。なので、今回のグループディスカッションは20分程度だったのですが、もう少し長くても良いのでは、と感じました。
ジャーナリストエデュケーションフォーラムについて、他の参加者の方々もブログ記事を書かれています。
- これからの「伝える」の話をしよう - Even Better Tomorrow
- これからの「伝える」の話をしよう。 - 一期一会紆余曲折
- ジャーナル・エデュケーション報告1 夏の合宿振り返り。 - 好音
- ジャーナル・エデュケーション報告2 - 好音
当日の様子(ツイート)がTogetterにまとめられています。
ツイッターでもツイートしたのですが、フリーのジャーナリスト、企業に所属しているジャーナリスト、ジャーナリストを目指している学生、ジャーナリズムを支えている人、そしてジャーナリズムに興味がある人など、様々な立場の方たちによる多様な意見や考えはとても新鮮でした。「これからのジャーナリズムについて」のようなシリアスな問題を一人で考えていると、とかく内に閉じこもりやすくなりますが、このような場で色々な人たちと意見を交わすことで、頭をリフレッシュすることができます。また、新たな知見が増える事で、見えてくるものもや得られるものも多いのではないでしょうか。
運営者のみなさま、この度は貴重な場をご提供いただきありがとうございました。
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[2010-12-16]
各ワークショップセッションに関する記事へのリンクを追加しました。